「009 RE:CYBORG」鑑賞
そもそもは押井守氏監督、神山健治氏脚本であった。だが押井氏が企画段階で降板。「そもそも『009』の企画を自分にあてたこと自体が間違いである!」だとか。だが彼のアイデア、ギルモア博士は死んでいて、イワンは犬に脳を移植している。他のメンバーもみんな死んでいて、フランソワーズは58歳。よっぽどそっちが観たかった。今回、神山氏がやる仕事は「アベンジャーズ」であるはず。中途半端なリスペクトやファンサービスに終始した本作は実に他愛無かった。脱構築とはこんなものではない。いっそ冷戦時代に徹することが「009」には相応しかったと思うのだが。
0コメント